歴史の余白

内外の埋もれた歴史を再発見するブログ

2014-06-21から1日間の記事一覧

私家版松平徳川実紀(連載第9回)

八 徳川頼宣(1602年‐1671年) 徳川家康の晩年に生まれた御三家家祖三兄弟の中でも、歴史結果的に最も重要なキーパーソンとなるのが、紀伊徳川家家祖・頼宣〔よりのぶ〕である。彼は家康の十男として生まれ、初め水戸に所領を与えられるが、駿府転封…

私家版松平徳川実紀(連載第8回)

七 徳川秀忠(1579年‐1632年) 徳川秀忠は家康の三男であったが、長兄・信康は秀忠が誕生した年に素行不良等の理由で父の命により切腹し、次兄の秀康(越前松平家家祖)は政略から豊臣氏、次いで結城氏の養子に出されたため、三男の秀忠に将軍位が転…